嘘の仮面




「え、族に入ってるんだ?」

「そうそうー。というかほんとに気づいてない感じなの?」

「? 何が??」




個性が出るあの自己紹介からほんの数分後。


敬語はなしでいい、

呼び捨てで構わないと許可が出たので遠慮なくタメ口で話していた。



何の脈絡もなく

「なんか3人って普通の人とは纏ってるオーラ違うよね」


と何気なく言ったら、



「あぁ、族に入ってるからかもしれねぇな」


と理人がさらっと答えたから思わず目をひん剥いた。




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