嘘の仮面


途端教室中に響くドアの響く音。


静かになった教室がまた一瞬で黄色い声に包まれた。



あまりに突然の出来事に顔を繕うのも忘れて素の顔のまま黄色い声の矢印の先を見る。




「せんせー遅くなりましたーー」

「毎朝元気だな…」

「耳いてぇ」



整いすぎた顔面を持つ三人の男が立っていた。
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