最後の言葉
「ハ、ハルナとアリサは…妹みたいなもんだから…」
アリサが横目で言いました。
「ヘぇ~…妹ねぇ~」
「な!…なんだよ…」
ハルナは言いました。
「カズにィ…カズにィのモノマネ見たい」
「おう!…取って置きのを見せてやるよ」
カズオは取って置きの、動物の形態模写を披露し始めます。
それを見ていたアリサがボソッと言いました。
「う~ん…売れない理由が解るような気がする…」
ハルナは、カズオが心地良い小鳥の囀りを真似てるところで眠りました。
「カズにィ…ちょっといい?」
ハルナが眠るのを確認すると、アリサはカズオを部屋の外に連れ出しました。