最後の言葉
そこにアリサが入ってきました。
「カズにぃ…話は最後まで聞く!」
「えっ…?」
「お医者さんに来てもらったの!…管理人さんに相談したら、知り合いのお医者さん連れて来てくれたんだよ」
アリサは飽きれ混じりの笑みを浮かべ、カズオは安堵の笑みを浮かべました。
「なんだ、そっかぁ…良かった~…」
「そっ!…この子が言うこと聞いてくれないから」
ハルナは安堵するカズオに言いました。
「ごめん…心配かけてごめんね…カズにィ」
「いいんだ…ハルナが無事なら、それで…」
「カズにィ…ありがとう」
カズオは少し照れました。