向日葵~キミと見た景色~
prologue
『なみぃ~今日店終わったらご飯行こぉ♪』


『ごめん!!!今日は用事あるんだよねぇ…』


『そっかぁ。ならまた明日っ!』


『りょーかいッ♪また明日ねっ!!』


仲良しの美和と別れると私はある場所に向かった。



何かあると必ずこの場所へ来る。
あとは1年に1度だけ。


夜になると
波の音がよく聞こえるから
夜の海は好きだ。


静かに波音をたて
月を映し出す水面
今にも吸い込まれそうな夜の海



不気味なんだけど
なんだか落ち着く



私はこの場所に来ると
平気で何時間も過ごす。



『あれから4年か…』



小さく呟き砂浜に腰をおろした。





あれは4年前…





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