恋もオシャレもお任せあれ!〜乙女の魔法〜
tears mirror
それから数日後、姫たちのクラスは朝からドキドキした空気だった。今日、このクラスに転校生がやって来るからだ。噂によると、女子らしい。
「えへへ。仲良くなれるといいな〜」
「お前の場合、ファッションの話がしたいんだろ」
「あったり〜!」
優との話も転校生のことで盛り上がった。クラスのほとんどが、転校生の話をしている。
「席つけ〜!転校生が来たぞ〜」
ホームルームが始まると、「どんな子なんですか?」「美人ですか?」とクラスのお調子者がふざけて言う。
「静かに!……え〜、入ってきてください」
教室のドアが開き、姫はもちろんクラス中がわくわくした空気に包まれる。しかし、その転校生を見た刹那、姫の顔は強張った。
「美紅(みく)です。京都から戻ってきました。よろしく〜!!」
姫は斜め後ろに座る優の方を見る。優の顔も、強張っていた。
美紅は、過去に姫をいじめていた。姫はその当時はオシャレではなく、地味だった。いじめられていたことを思い出し、カタカタと姫の体が震える。
「えへへ。仲良くなれるといいな〜」
「お前の場合、ファッションの話がしたいんだろ」
「あったり〜!」
優との話も転校生のことで盛り上がった。クラスのほとんどが、転校生の話をしている。
「席つけ〜!転校生が来たぞ〜」
ホームルームが始まると、「どんな子なんですか?」「美人ですか?」とクラスのお調子者がふざけて言う。
「静かに!……え〜、入ってきてください」
教室のドアが開き、姫はもちろんクラス中がわくわくした空気に包まれる。しかし、その転校生を見た刹那、姫の顔は強張った。
「美紅(みく)です。京都から戻ってきました。よろしく〜!!」
姫は斜め後ろに座る優の方を見る。優の顔も、強張っていた。
美紅は、過去に姫をいじめていた。姫はその当時はオシャレではなく、地味だった。いじめられていたことを思い出し、カタカタと姫の体が震える。