校内一モテる地味子ちゃんの裏の顔
第1話 地味子ちゃん
『弓弦くん』
『ごめんね、やっぱり別れたくない』
『今日、会えない?』
…はぁ。
今日何回目だろ、この連絡。
間違えたかなぁ…後腐れない恋愛、してくれる子だと思ってたのに。
俺の指は迷わずブロックの文字をタップする。ついでに会話の履歴も消去。
鬱陶しいことは早めにやめる。
俺のポリシー。
「弓弦(ゆずる)」
「なーに」
後ろの席から声をかけられて、俺は画面に目を落としたまま後ろを向く。
女の子の名前が並ぶそれに俺は指を迷わせていた。
チラッと目をやると、同じくスマホの画面を見つめる八雲(やぐも)。
多分、現在進行形で付き合ってる彼女と連絡を取ってるんだろう。
「昨日別れたんだよな?次は?」
フツーの顔してそんなことをいう男。
傍から見たらクソ。
「どーしよ」
そうやって返す俺もクソ。
俺も八雲も割とそーゆーことにはルーズなタイプで。
近づいてくる女の子は拒まないし、狙った女の子はガチで落としに行くし、なのにそーゆー子ですら長続きしない。
簡単に言うと、めちゃくちゃ遊んでる。
校内でも割と噂になるくらい、女の子取っ替え引っ替え。
『ごめんね、やっぱり別れたくない』
『今日、会えない?』
…はぁ。
今日何回目だろ、この連絡。
間違えたかなぁ…後腐れない恋愛、してくれる子だと思ってたのに。
俺の指は迷わずブロックの文字をタップする。ついでに会話の履歴も消去。
鬱陶しいことは早めにやめる。
俺のポリシー。
「弓弦(ゆずる)」
「なーに」
後ろの席から声をかけられて、俺は画面に目を落としたまま後ろを向く。
女の子の名前が並ぶそれに俺は指を迷わせていた。
チラッと目をやると、同じくスマホの画面を見つめる八雲(やぐも)。
多分、現在進行形で付き合ってる彼女と連絡を取ってるんだろう。
「昨日別れたんだよな?次は?」
フツーの顔してそんなことをいう男。
傍から見たらクソ。
「どーしよ」
そうやって返す俺もクソ。
俺も八雲も割とそーゆーことにはルーズなタイプで。
近づいてくる女の子は拒まないし、狙った女の子はガチで落としに行くし、なのにそーゆー子ですら長続きしない。
簡単に言うと、めちゃくちゃ遊んでる。
校内でも割と噂になるくらい、女の子取っ替え引っ替え。
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