校内一モテる地味子ちゃんの裏の顔
第5話 保育園児のお姉ちゃん
俺の生活は、元の道に戻り始めた。
朝、ホテルのベッドで目覚めて、チェックアウトして、バイトして、ちょっと気まずいけど姫莉ちゃんと顔を合わせて、でもまぁ、日が落ちたらナンパして、みたいな。
そーゆー道に。
今まで、あれだけ幸せだったあの時間は、もうなにも満たされないものになってしまっているけど。
…多分、今更ながら俺、自分の気持ちに気づいたんだよね?いっつも、遅いんだよ、こーゆーの。
好きなんだよ、多分。
多分っていうか…うん、まぁ。
わかんないけど、この気持ちがさ、好きとかそーゆーのなのかわかんないけどね。
あの日の話が愛おしく感じてしまった俺は、わりと重症だったりするのかもしれない。
だけどね、どーしようもないんだよ。
だって、姫莉ちゃんがイヤイヤ期なんだもん。
『弓弦、聞いてる?』
「あ、うん。聞いてる、澄珈迎えにいけばいいんでしょ?」
そうだった、バイト先の控え室、兄貴と電話中だった。
朝、ホテルのベッドで目覚めて、チェックアウトして、バイトして、ちょっと気まずいけど姫莉ちゃんと顔を合わせて、でもまぁ、日が落ちたらナンパして、みたいな。
そーゆー道に。
今まで、あれだけ幸せだったあの時間は、もうなにも満たされないものになってしまっているけど。
…多分、今更ながら俺、自分の気持ちに気づいたんだよね?いっつも、遅いんだよ、こーゆーの。
好きなんだよ、多分。
多分っていうか…うん、まぁ。
わかんないけど、この気持ちがさ、好きとかそーゆーのなのかわかんないけどね。
あの日の話が愛おしく感じてしまった俺は、わりと重症だったりするのかもしれない。
だけどね、どーしようもないんだよ。
だって、姫莉ちゃんがイヤイヤ期なんだもん。
『弓弦、聞いてる?』
「あ、うん。聞いてる、澄珈迎えにいけばいいんでしょ?」
そうだった、バイト先の控え室、兄貴と電話中だった。