校内一モテる地味子ちゃんの裏の顔
すでにバイトを辞めている身でここにいるのは、店長に結構深々と頭を下げたから。
まぁ優しいからすぐに通してくれたけど。


「えーっと、俺の家行こうか」
「へ…?」
「大丈夫、ちゃんと姫莉ちゃんママと侑李くんには許可もらったから。
さっ、着替えて?お家帰ろ〜」
「え、え、え…ちょ?」


突然の展開に頭がついていかないのか、困惑した声を上げながら俺に更衣室に押し込まれた。


わりと前から計画していた、お泊まり。
運のいいことに明日はお休みなので。
姫莉ちゃんの誕生日のお祝いがしたすぎて。


「え…?」


ドア越しに聞こえる当惑の声。
マジメにわからないのかいつもより声が低い。
可愛いすぎる。



「姫莉ちゃーん、はーやーくー」
「まっ、待って!」


ガサゴソと、忙しない音が聞こえる。
その後すぐに更衣室から出てきて、そんな姫莉ちゃんは全身貢がれコーデ。


白いフリフリ、黒いリボンのついた可愛らしいトップスに、甘いピンクの膝上スカート。
黒いベルトがオシャレに決まってる。
レースのついた白いソックスに、黒色の厚底ローファー。
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