校内一モテる地味子ちゃんの裏の顔
下ろした髪は縦巻きではあるものの、ツインテールに結っていた跡は言われなきゃわからないレベルにしか残っていない。
学校帰りの割に、オシャレな格好なのは、ロッカーに1週間分の私服を入れているせい。
最大限、高校がバレないようにしているつもりらしい。
姫莉ちゃんは俺を上目遣いにみながら、ちょっと申し訳なさそうな顔をしている。
まぁ、彼氏の前で他の男に買ってもらった服着てるんだからそんな気になっちゃうよね?
そんな顔を見ていたらこっちまで申し訳なくなってしまう。
いまはまだ、そーいうところを嫌だ、なんていう気はない。
姫莉ちゃんの家に他の男の財布に頼るくらいにお金がないことは事実だし、だからといって、それを辞めてほしい、なんていうほどの経済力はまだ俺にはない。
だからいまは我慢。大丈夫。
大学生になったら、絶対、俺に染め切る!
俺は心の中でそんな気合いを入れて姫莉ちゃんに笑いかける。
「いこっか」
「うん…けど、プレゼント…」
「店長がゆっくり持って帰ればいいってさ。
今日はなにも持たないで、俺のことだけ考えてくれてたらいいよ」
学校帰りの割に、オシャレな格好なのは、ロッカーに1週間分の私服を入れているせい。
最大限、高校がバレないようにしているつもりらしい。
姫莉ちゃんは俺を上目遣いにみながら、ちょっと申し訳なさそうな顔をしている。
まぁ、彼氏の前で他の男に買ってもらった服着てるんだからそんな気になっちゃうよね?
そんな顔を見ていたらこっちまで申し訳なくなってしまう。
いまはまだ、そーいうところを嫌だ、なんていう気はない。
姫莉ちゃんの家に他の男の財布に頼るくらいにお金がないことは事実だし、だからといって、それを辞めてほしい、なんていうほどの経済力はまだ俺にはない。
だからいまは我慢。大丈夫。
大学生になったら、絶対、俺に染め切る!
俺は心の中でそんな気合いを入れて姫莉ちゃんに笑いかける。
「いこっか」
「うん…けど、プレゼント…」
「店長がゆっくり持って帰ればいいってさ。
今日はなにも持たないで、俺のことだけ考えてくれてたらいいよ」