校内一モテる地味子ちゃんの裏の顔
起きたら、喜んでくれるかな?
……これでキモいとか思われたら泣いちゃうね。


プニっと、ほっぺたをつまむ。


「ん…」


…っ、お、起こした…っ、



って、思ったけど、眠気が勝ったのか一向に起きる気配はない。


…というか、姫莉ちゃん。
前よりほっぺたのお肉が増えてる気がする。
太った?え、姫莉ちゃん太った?


やばいやばい、甘いもの食べさせすぎた。
姫莉ちゃんが可愛すぎてわりとがっつり貢いでたから、太っときてしまってる可能性が高い。
……これはやばい。


姫莉ちゃんがプニプニになってバイトできなくなっちゃったらどうしよう。
俺、まだ姫莉ちゃんを助けられるほどの財力はないし、え、ダメ、太っちゃ…。


なんて思いを巡らしているうちに、姫莉ちゃんの手に力が入った。


「ゆ、みくん」
「あ、おっ、おはよっ」
「ん…おはよ…」


ピッタリ15分。
姫莉ちゃんはモゾモゾ起き上がって、なんの躊躇いもなく、俺に抱きついてくる。


「ん〜〜?なんか……」
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