ハンブンコ
「……」
「……」
私はタルトを一口食べる。おいしい!タルトってやっぱりおいしい!でも、黙々と男性は食べていて……。どうしよう、せっかく話せるチャンスなのに。何か話さないと……。
「あのっ!」
私が言ったと同時に男性と言葉がハモる。恥ずかしくて顔が火照っていく。たぶん、真っ赤な顔してるんだろうな……。
「お先にどうぞ言ってください」
「い、いえ!大したことではないので……」
互いにそう言い合い、私が先に言うことになった。ドキドキしながらも口を開く。
「えっと、私、あなたのおかげでタルトが大好きになりました!ありがとうございます」
「えっ……」
「タルトの歴史を調べたり、ケーキ屋さんに来るたびにタルトに目を向けたりするほど大好きになりました!とってもタルトっておいしいです」
ああ、何でこんなことしか言えないんだろ……。もっと名前を聞くとか、色々あるはずなのに……。
「……」
私はタルトを一口食べる。おいしい!タルトってやっぱりおいしい!でも、黙々と男性は食べていて……。どうしよう、せっかく話せるチャンスなのに。何か話さないと……。
「あのっ!」
私が言ったと同時に男性と言葉がハモる。恥ずかしくて顔が火照っていく。たぶん、真っ赤な顔してるんだろうな……。
「お先にどうぞ言ってください」
「い、いえ!大したことではないので……」
互いにそう言い合い、私が先に言うことになった。ドキドキしながらも口を開く。
「えっと、私、あなたのおかげでタルトが大好きになりました!ありがとうございます」
「えっ……」
「タルトの歴史を調べたり、ケーキ屋さんに来るたびにタルトに目を向けたりするほど大好きになりました!とってもタルトっておいしいです」
ああ、何でこんなことしか言えないんだろ……。もっと名前を聞くとか、色々あるはずなのに……。