ワケあり花屋(店長)とコミュ障女子の恋
「・・・はぁ」
小さなため息を漏らした椿に海と凌駕は視線を向けた。
裏口から戻ってきた椿の表情は明らかに元気がない。
「どうしたの?」
凌駕の言葉にも椿はぎこちなく微笑むだけだった。
「店長、俺買い出し行ってきます」
「おう、頼むわ」
「椿ちゃん、どれだっけ?リボンって」
凌駕が花束や花かごをつくる時用のリボンやカゴを問屋に買い出しに行く前に、椿からの買い物のリストを預かった。
最近は予算の中で、包装用の飾りや店内の装飾に使用する物は椿が決めていた。
「これ、お願いします」
椿が凌駕にメモを渡す。
「了解。って椿ちゃん、手、冷たすぎない?具合悪い?」
少し触れた手の冷たさに凌駕が椿の顔を覗き込んだ。
「いえ。元気ですよ」
小さなため息を漏らした椿に海と凌駕は視線を向けた。
裏口から戻ってきた椿の表情は明らかに元気がない。
「どうしたの?」
凌駕の言葉にも椿はぎこちなく微笑むだけだった。
「店長、俺買い出し行ってきます」
「おう、頼むわ」
「椿ちゃん、どれだっけ?リボンって」
凌駕が花束や花かごをつくる時用のリボンやカゴを問屋に買い出しに行く前に、椿からの買い物のリストを預かった。
最近は予算の中で、包装用の飾りや店内の装飾に使用する物は椿が決めていた。
「これ、お願いします」
椿が凌駕にメモを渡す。
「了解。って椿ちゃん、手、冷たすぎない?具合悪い?」
少し触れた手の冷たさに凌駕が椿の顔を覗き込んだ。
「いえ。元気ですよ」