ワケあり花屋(店長)とコミュ障女子の恋
椿はベッド上に体を起こして座り、窓の外を見た。

カーテンが開いていて、月が見える。


丸い月を見つめながら、椿は願った。





店長の亡くなった奥さん。
少しだけ・・・もう少しだけ私に店長との時間をください。
最後に・・・もう少しだけ・・・



そんなことを願いながら椿は涙を流した。
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