BLUE
「私は良くないことは良くないと思うし、
嫌いなことは嫌いだし。
そう思うことをわざわざ周りに合わせてする必要ってないじゃん?」
言っていることはきつい一言だが、
顔はとても穏やかだった。
僕はふと心配になった。
「今度は美香さんがいじめられるとかないの?」
美香さんはそれを聞いて笑った。
「やりたきゃやりゃいい。
自分がやりたくないことをやるよりいいでしょ。」
「うん・・・まあね。
でもいじめられるのって嫌だよ。やっぱりさ。」
僕は自分が仮にもしクラスの仲間に無視されたら・・・と想像した。
自分のことばかりを考えている僕に対し、美香さんは笑って言った。
「修ちゃんはさぁ、誰かがいやな思いをするのとしないのとどっちがいい?」
「しないの」
「だったらそれでいいじゃん。」
・・・なるほど。そうだな。
僕は一瞬にして明るい世界に引き戻された。
僕はそういう彼女の潔さが好きだった。
人をねたまず、
人を傷つけず、
よくないと思うものには流されない。
「女の子として」ということではなく、
人として好きな人種だったのかもしれない。
だから子供ながらに彼女と一緒に過ごしたいと思った。
嫌いなことは嫌いだし。
そう思うことをわざわざ周りに合わせてする必要ってないじゃん?」
言っていることはきつい一言だが、
顔はとても穏やかだった。
僕はふと心配になった。
「今度は美香さんがいじめられるとかないの?」
美香さんはそれを聞いて笑った。
「やりたきゃやりゃいい。
自分がやりたくないことをやるよりいいでしょ。」
「うん・・・まあね。
でもいじめられるのって嫌だよ。やっぱりさ。」
僕は自分が仮にもしクラスの仲間に無視されたら・・・と想像した。
自分のことばかりを考えている僕に対し、美香さんは笑って言った。
「修ちゃんはさぁ、誰かがいやな思いをするのとしないのとどっちがいい?」
「しないの」
「だったらそれでいいじゃん。」
・・・なるほど。そうだな。
僕は一瞬にして明るい世界に引き戻された。
僕はそういう彼女の潔さが好きだった。
人をねたまず、
人を傷つけず、
よくないと思うものには流されない。
「女の子として」ということではなく、
人として好きな人種だったのかもしれない。
だから子供ながらに彼女と一緒に過ごしたいと思った。