BLUE
「奈緒は俺のどこがいいの?」
「どこって、好きなものは好きなんだよ。」
「具体的に。」
「シュウは顔もいいし、背高いし、テストはいつも一番だし・・・。」
おいおい。
俺が努力して得たものなんて、
その中でテストの点数しかないじゃん。
そんなんで続くかよ。
「私はこんなに好きなのに、どうしてシュウは私のこと好きでいてくれないの!?」
泣きながら奈緒は言う。
「その、お前が好きだから俺も好きっていう考え方はどうなのかな・・・。」
その一言で余計に怒りと涙で、奈緒は可愛い顔をボロボロにしている。
奈緒はとても外見は可愛い。
わがままで意地っ張りで、「女の子」という文字を具現化したらこんな感じだろう、という子だ。
そういう女の子の部分に僕は惹かれたのかもしれないが、
それ以上でもそれ以下でもなかった。
そういう付き合い方を何人の女の子としてきただろう。
自分はどこかで「可愛い」=「好き」と勘違いしていたのかもしれない。
「どこって、好きなものは好きなんだよ。」
「具体的に。」
「シュウは顔もいいし、背高いし、テストはいつも一番だし・・・。」
おいおい。
俺が努力して得たものなんて、
その中でテストの点数しかないじゃん。
そんなんで続くかよ。
「私はこんなに好きなのに、どうしてシュウは私のこと好きでいてくれないの!?」
泣きながら奈緒は言う。
「その、お前が好きだから俺も好きっていう考え方はどうなのかな・・・。」
その一言で余計に怒りと涙で、奈緒は可愛い顔をボロボロにしている。
奈緒はとても外見は可愛い。
わがままで意地っ張りで、「女の子」という文字を具現化したらこんな感じだろう、という子だ。
そういう女の子の部分に僕は惹かれたのかもしれないが、
それ以上でもそれ以下でもなかった。
そういう付き合い方を何人の女の子としてきただろう。
自分はどこかで「可愛い」=「好き」と勘違いしていたのかもしれない。