BLUE
「修(シュウ)、お隣にごあいさつに行くから支度しなさい。」

しばらくして母親の声が上から降ってきた。
引っ越しのあいさつというやつだ。

面倒くさい。

「やーだよ。」

「何言ってるの。ほら、早く。」

僕は嫌々立ち上がると、母親と一緒に外へ出た。





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