私の命は貴方のもの
千尋は寝ている


いつものように髪を撫でて 涙を拭いて


「助かってよかった…
辛かったなあ もう泣くな
これからは俺がお前を幸せにしてやるから」


千尋が目覚めた


「もう少し寝るんだ…
そして全て忘れろ」


と言って目を塞いだ


千尋を側に置くにはどうしたらいいのか


優しくしてもダメだ


脅すしかない…冷血にならないといけない


そうしないと千尋を守れない


そう自分に言い聞かせた
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