私の命は貴方のもの
検査の結果、異常がないと言う事で


退院になった


退院の日、あの二人が迎えに来た


病院の前には黒塗りの高級車が停まっていた


運転席から50歳代の男性が出てきて頭を


下げた


私は反射的に頭を下げた


すぐに後部座席のドアを開けてくれた


私は車に乗り、専務も隣に乗った


秘書は助手席に乗った


車の中は無言だった




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