私の命は貴方のもの
俺は千尋の腕を掴み


「お前!これから売る家で死なれたら
困るだろう!
あの家が売れなくなったらどうしてくれるだ!
こっちも商売だからな!
人が死んだら買い手がないだろう!
営業妨害しやがって!」


冷たく言った


要に止められたが


「うるさい!
わからない奴に教えてやったんだ!」


と大声で言った


千尋は泣いていた


「で⁇お前!まだ死にたいのか⁇」


と聞くと千尋は黙っている


どうしたら俺の側に置く事が出来るか⁇


守ってやれるか…


そう思っているとつい口から


「もしまだ死にたいなら…
お前の命俺がもらう」


と言っていた


千尋も要もじっと俺を見ている


もしかして俺に殺されると思っているのか⁇


勘違いされても困るから


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