私の命は貴方のもの
俺の心は穏やかではない


千尋を失うんじゃないかと…


身体が震えていた


その時ノックがした


たぶん千尋だ!


だけど今の俺の情けない姿は見せれない


と思い黙っていた


ところが千尋は謝ってきた


俺はドアを開けて千尋の手を引っ張り


部屋に入れた


そして自分の動揺を隠す様にまた


千尋を抱いた


抱きながら俺は


どこにも行かないでくれと


お前を失いたくないと言う思いで


いっぱいだった
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