私の命は貴方のもの
「千尋…千恵は今日嫁に行くぞ…
そっちから見ていてくれ」


「お父さん!」


「千恵…」


千恵は俺の前に座り


「お父さん今までお世話になりました
ありがとう
お母さん私を産んでくれてありがとう」


千恵は泣いていた


「お父さん聞いていい⁇」


「うん⁇」


「どうして再婚しなかったの⁇
まあしなくてよかったけどね!
お母さん一筋だったんだ!素敵だね」


「お父さんにとって生涯愛する人は
お母さん一人だけだから…」


「お母さん幸せ者だね!」


「お父さんも幸せ者だよ!お母さんに
愛されていたからね!」


「そうだね!じゃあ私先に行くね」


「あー」


千尋お前の命は俺の命


俺の命はお前の命だ



               終わり
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