私の命は貴方のもの
今日は龍也さんが休みなので、みんなで


昼食を食べる事になった


私もお手伝いをしようと下に降りた


まあ龍也さんも降りて来ていたけど…


準備している時、棚の上の物を取ろうと


している所に私が通りかかり、棚の上の


物が落ちてきた


とっさに


「危ない!」


と聞こえたと同時に私は守られた


私は何が起きたかわからず…


耳元で


「千尋大丈夫か⁇」


優しい声と共に髪を撫でる感触がした


えっ!この撫で方⁇この手の感触⁇


優しい声⁇どこかで…夢の中⁇


と思っていると


「若!大丈夫ですか⁇」


「若!すみません!」


と声が聞こえた


ハッとして顔を上げると龍也さんが…


「お前気をつけろよ!俺が怪我でもしたら
どうする気だよ!」


「すみません …」


龍也さんは一人二階に行ってしまった


「千尋さん…すみませんでした…」


「大丈夫!龍也さんの所に行ってくるね」


と言って二階に上がった


龍也さんが私の名前を呼んだ⁇


聞き間違い⁇いや…聞き間違いではない…
< 23 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop