私の命は貴方のもの
今晩龍也さんは遅い


もし私が眠ってる間に部屋に来たら…


私は龍也さんを待った


リビングのドアが開いた


私は寝た振りをした


本当に龍也さんなのか…夢なのか…


ドキドキしていた


ドアが開いた


静かに私が寝ている側に来た


「千尋ただいま」


優しい声


私の髪に手が触れる


あの感触…優しく髪を撫でる


やっぱり龍也さんだったの⁇


目を開けた


いつものように目を塞がれて


「ゆっくりおやすみ…愛してる千尋」


私は目を閉じた


龍也さんが立ち上がり部屋を出ようと


した時


「龍也さん…」


と声をかけた
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