私の命は貴方のもの
奥の部屋の前


執事の人が部屋をノックした


「旦那様 龍也様がお越しになられました」


部屋の中から


「入りなさい」


と声が聞こえた


ドアが開くと目の先にはさっき車で見た


海が広がっていた


その窓の前に優しいそうなおじいさんが


立っていた


雰囲気が龍也さんに似ている


歳をとったら龍也さんもこんな感じかな⁇


なんて思ってしまう


私達は中に入った


「久しぶりだな 龍也 ここに来たと言う
事は…」


「はい!元気です!爺さん
約束通り来ました」


爺さん⁇龍也さんのおじいさん⁇約束⁇


「こちらが千尋です」


「初めまして 千尋です」


と言って頭を下げた


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