私の命は貴方のもの
少しづつ記憶が蘇ってきた


そうだ!


私疲れて薬を飲んで寝たんだ


お父さん お母さんの所へ行こうと思ったんだ


生きてるって…


誰かが助けてくれたんだ


「あのう誰が私を…」


「親戚の方ですよ!家に行ったら意識がなくて
ここに連れてこられましたよ」


親戚⁇私には親戚なんていない


「あのう…その方はどこに⁇」


「たぶん午後に来られますよ
毎日来られてますから
とってもかっこいい人ですね!
最初は彼氏さんかと思いましたよ!でも親戚って
言われて…」


と笑っている


「じゃあ何かあったらナースコールをしてね」


「あっ!はい!」


誰だろう⁇


お父さんの会社が倒産してからは、親戚の人は


お父さん お母さんの元から去っていった


頼れる人がいなくなり…二人は…


思い出すと涙が止まらない


そのまま寝てしまった


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