私の命は貴方のもの

「じゃあ続きを話そう
ワシには息子が産まれた
そして千春には娘が産まれた
ワシの息子は龍也の父親だ
そして千春の娘は千尋さんのお母さんじゃ
二人が20歳になったらお見合いをさせ
お互い好意を持てば結婚させてもいいと
思った
しかしどちらかに気持ちがない場合
結婚はさせないと決めていた
やがて20歳になりお見合いをさせた
最初は友達として付き合いをした
だが千鶴さんはまだ大学生だった
そんな時20歳の男子学生が留学から帰って
きた…その男子学生はお母さんと同じ学部
だった…二人に時間は必要なかった
すぐに惹かれあった
それが君の父親だ
それから歯車が狂ってしまったんじゃ」