私の命は貴方のもの
「たぶん千尋さんは幸せじゃったな
その幸せを壊したのは誰でもない息子なんだ
君のお父さんの会社に刺客を送った
その刺客はお父さんの秘書となった
ワシも気付かなかったんじゃ…
すまない…気がついて調べたらもうどうにも
ならない所まできていた…
その時に調べてくれたのが龍也だ
龍也も父親が何か企んでいると思ってたからな」


「じゃあ秘書に騙されてって言うのは…」


「あ〜息子の差し金じゃ…」


「そんな事って…」


「息子はお母さんをお父さんに取られたと
お父さんを恨んでおった
お母さんも自分を捨てた女と思っていた
だから落としいれたんじゃ…すまない…」


涙が止まらなかった


許せない!


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