私の命は貴方のもの
でもどこか遠くで違う声がする


似ているけど…優しい声…安心できる声


誰⁇


目が覚めた


誰だろう…あの優しい声は…


「目が覚めたかい⁇千鶴」


「はい」


「じゃあ食事に行こうか」


急に身体が宙に浮いた


私抱き抱えられてる⁇


「あのう…」


「どうした⁇また転ぶと大変だからね!
お腹の赤ちゃんに何かあったらいけないだろう」


「お腹に赤ちゃん⁇」


「そうだよ!僕達の赤ちゃんだよ」


そうかお腹に赤ちゃんがいるんだ


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