私の命は貴方のもの
「お父さん!千鶴が来ていませんか⁇」


「龍二さん…」


「千鶴!探したんだぞ!
ここに来ていたのか!千恵は⁇」


「千恵なら…ここです!父さん」


龍也さんが千恵を抱っこをしてリビングに来た


「龍也!何をしてる!千鶴と千恵を
返せ!」


「龍二さん…違います…私の意思で
ここに来ました」


「どういう事だ⁇千鶴⁇」


「本当は気がついているんでしょ!
私が千鶴ではない事を…」


「何を言ってるんだ⁇君は千鶴だよ!」


「いいえ…私は千尋です!」


「記憶が戻ったのか⁇ あっ!」


「はい!私は千鶴の娘 千尋です!」


「違う君は千鶴だ!帰ろう千鶴…」


「龍二さん 貴方は本当にいい人です
1年半も側にいてわかりました
貴方は母千鶴を愛しすぎてしまったんです…
本当に貴方が悪い人なら1年半も私を抱かない
訳ないです…貴方はずっと私を見守って
くれました
父と母の事を思うと…貴方を恨むはずなのに
恨めなかった…
貴方は愛し方を間違えただけです
本当は優しくていい人です
今からでも遅くないです
やり直して下さい」

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