私の命は貴方のもの
「私は千鶴を愛していた
いや…今でも愛している
忘れられなかった…だから君が記憶喪失に
なった事で千鶴と夢みた生活が出来ると思った
わかっていたんだ…千鶴じゃない事を…
でもいつしか本当に千鶴じゃないかと
錯覚してしまう時があった
君を抱かなかったのは、私にもまだ理性が
残っていたという事だ…
すまなかった…君を苦しめてしまった…
でもこの1年半はとても幸せだった…
龍也すまなかった…
お父さんすみませんでした
千尋さん龍也をよろしくお願いします
最後に千恵を抱かせてもらえないか⁇」


龍也さんが千恵を渡すと


「パ…パ」


「千恵…許してくれ…」


そして千恵を龍也さんに渡し


部屋を後にした
< 86 / 149 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop