一緒に話そう〜デートは甘く、君は優しく〜

「彼方くん、ありがとう」

私はニコリと笑う。嬉しくて、彼方くんとお付き合いをしていく覚悟が決まった。彼方くんにそう言ってもらえると、人の視線とかどうでもよくなる。

そうと決まれば、言うことは一つ。

「好きです。これからも、彼女でいさせてください」

私が照れながら言うと、彼方くんに「ああ、そんな顔見せないで！」と顔を背けられる。でもこんな私にもドキドキしてくれるんだって嬉しくて、微笑んでしまう。

トライフルを食べながら、私たちの甘くて優しいデートは過ぎていきます。