『好き』って気持ちを伝える日
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マンションの自分の部屋のドアの前で梨沙子はチョコの入った紙袋に目をやってる。
「怒られないよね〜」と呟き玄関のドアを開ける。
『梨沙子ちゃんお帰り』と誠司の音声が流れる。
「ただいま」と応える。
靴を脱ぎスリッパに履き替えコートを脱ぎ壁に掛けてあるハンガーにかけ廊下をパタパタ歩きリビングのドアをガチャリと開けると誠司がフルメイクで上半身裸で片足をソファーにのせガーターベルトに黒の花模様がついたストッキングをつけるところだった。梨沙子はトートバッグと紙袋を床に落とした、トートバッグは倒れ紙袋はかろうじて倒れなかった。
「梨沙子ちゃん目つぶって」と叫ぶ。
「ハイ」ととっさに目をつぶる。
ガサゴソと音だけが響く。
「怒られないよね〜」と呟き玄関のドアを開ける。
『梨沙子ちゃんお帰り』と誠司の音声が流れる。
「ただいま」と応える。
靴を脱ぎスリッパに履き替えコートを脱ぎ壁に掛けてあるハンガーにかけ廊下をパタパタ歩きリビングのドアをガチャリと開けると誠司がフルメイクで上半身裸で片足をソファーにのせガーターベルトに黒の花模様がついたストッキングをつけるところだった。梨沙子はトートバッグと紙袋を床に落とした、トートバッグは倒れ紙袋はかろうじて倒れなかった。
「梨沙子ちゃん目つぶって」と叫ぶ。
「ハイ」ととっさに目をつぶる。
ガサゴソと音だけが響く。