『好き』って気持ちを伝える日

 「……………ちゃん」

ぅん?誰かが体を揺らしてる〜

 「………子ちゃん」

誠司君しかいないけど〜…

 「梨沙子ちゃん」

梨沙子はムクッと起き上がり「誠司君おはよう〜」裸のまま抱きしめる。

 「おはよう〜」と誠司も裸のままギュッとする。

 「誠司君あったか」

 「梨沙子ちゃんも〜」

 「で、どうしたの??」

 「シャワー浴びたいんだけど」

 「うん」

 「歩く自身が……なくて……」と声のトーンが低くなる。

 「あっそっかー2つ目のチョコ食べたあたりから逆転したものね」と梨沙子はニヤニヤする。

 「それ言わないで恥ずかしいから」と誠司は顔を隠す。

 
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