『好き』って気持ちを伝える日
 「で、イメージとかはないの?」と昴は組んだ足の上に右肘を置き右手を顔に置き辻本の顔を見る。

 「それもさっぱりで…『ビビッ』ってくるのがなくて…」と辻本は下向いて話す。

 「………無理して買わなくていいんじゃないの?」

 辻本は下を向いていた顔を昴に向けた。

 「『バレンタインデー』って愛を告白する日でしょ?心が通じあっていればわざわざ渡す必要なくて?それに外国は男性から女性に花を贈るのが普通よね?」

 「そうですけど…」

 「それに梨沙子の誠司への気持ちは愛はチョコではかれるの?」

 ブルブルと首を振る。

 「でしょう?だから無理しなくていいと思うわ」と立ち上がり。
 「じゃあね帰るわ、またお店に来なさいみんな待ってるから」とエスカレーターで下りて行った。

 (そうよね私の誠司君への愛はチョコで表せないない‼︎)と何かを決意した。
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