リベンジ学園
「何だよ、これは？

どうして校庭が照明で照らされてるんだよ！」



悟と純一が校庭に出ると、陽が暮れかかっている校庭がたくさんの照明で明るく照らされていた。



そしてその照明の方に目を向けると、校庭を囲むように何百人もの自衛隊がライフル銃を構えて立っていた。



「何だよ、この自衛隊の数は？

もしかしてオレたちをこの学園から出さないつもりかよ！」



簡単にクリアできると考えていたリベンジゲームなはずなのに、生神亮治はたくさんの人を集めて、リベンジゲームを困難なゲームに変えていた。



もし自分たちが校庭を取り囲んでいるフェンスを乗り越えようとしたら、自分たちは自衛隊に射殺されるのだろうかと思うと、悟の足が無意識のうちにすくんでいた。



『皆さんにゲームの説明をいたします。

3年2組の関係者の方はマイページに送られたメールを開いて下さい』



またAIアナウンサーからの校内放送が学園中に流れた。



悟と純一はその校内放送に戸惑いながら、互いに顔を見合わせていた。
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