愛溺〜偽りは闇に堕ちて〜
フタリの始まり



12月上旬。
その日の気温は10度を下回っており、やけに冷えていた。


「今日はすごく楽しかった!
ありがとう愛佳!」

「こちらこそありがとね。
それじゃあまた明日!」


わざと明るい笑顔を浮かべ、クラスメイトに手を振って別れる。

私はそのまま自転車置き場へと向かった。



学校終わりの放課後。

私はクラスメイトの子と一緒に学校近くのショッピングモールで遊んでいた。


そしてご飯を食べた後、明日も学校があるということで早めに解散した。

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