愛溺〜偽りは闇に堕ちて〜
聖なる日のヤクソク
「クリスマスパーティーしようぜ!」
多分、瀬野と一緒のグループである男子の一言だったと思う。
クラスのムードメーカー的存在の男子だったため、女子もノリノリでその話に乗っかった。
もちろん私も断れなかったけれど、正直面倒くさい。
たまたま終業式の日がクリスマスだったため、その日に店を予約して、クリスマスパーティーをしようだなんて。
結局クリスマスパーティーに20人ほどが参加することになった。
その中にもちろん瀬野もいる。
というか彼は強制的に参加が確定したいた。
思わずため息を吐きそうになるのを我慢し、その日を終えた私。