彼女と私の見分けかた
「格好悪くなんかないよ…?
…可愛いなんて言ったら怒るかもしれないけど、子供っぽいとことか、可愛らしいとことか、笑顔とか…私だけに見せてくれる顔や仕草に…ドキドキしてる…。

私には全部が格好良くて…。 いろんな服部くんを見るたびに、知れば知るほど…心配…」

「えっ?」

うつむいた彼女の顔を立ち上がって覗きこむと

「服部くんモテるから。
そんな可愛らしい顔を他の人がみたら…。
もっと…もてちゃう…」

いや…今、めちゃくちゃ可愛らしい顔してるのは菜月ちやんでしょ!

どうにかかき集めた理性なんて一瞬で吹き飛んで…。

今度はさっきよりずっと長めに…

唇を重ねた。
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