彼女と私の見分けかた
以外と…スキンシップが多くて距離が近い。

思っていたよりよく笑うし、照れたり焦ったり、子供みたいに拗ねてみたり。

告白されてからほんの数分しか一緒に過ごしていないのに、私の心音はすっかり乱されて、目がすっかり釘付けだ。

近い距離もスキンシップの多さも…嫌ではない。

むしろ、もっともっと…私も彼に触れたい…。

離れがたい…。

近くにいたいし、側にいたいし、もっと!もっと!もっと!!

彼を知りたい…。

彼女になったとたんに沸き上がる独占欲。

抱きしめられている腕の中は心地よくて、いつまでもずっと…このままでいたい…。

抱きしめられた腕の中で、見上げた彼は、目を細めて優しく私を見つめている。

暴れて仕方ない心臓をさらにバクバクさせながら、思いきって伸ばした手で彼の後頭部を引き寄せて、近づいた顔に自らそっと唇を重ねた。
< 135 / 207 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop