彼女と私の見分けかた
「沙弓、美月、待ってよ!」
後ろからバタバタとクラスの女の子たちが駆け寄ってくる。
沙弓が一緒にバスケにでるクラスメートだと小声で教えてくれた。
「志帆が休みなんだってね。
美月に意地悪するから風邪ひいてこれなくなるんだよ!」
「そうそう。
美月が叶くんの隣の席になって仲良く話してるからって叶くんがでるバスケ見れないように美月のことバレーに勝手に決めてさっ」
「でも良かったね。
これで叶くんのこと応援できるね」
あっ!!
そうか…。
私ってば自分のことしか考えてなかった…。
球技大会なんて年に一度の学校行事なんだから美月はクラスのみんなと楽しみたかったはずだ…。
しかも美月だって好きな人を応援したかったよね…。
美月のこういう優しいところが同じ顔をしていても私たちの違いで美月がみんなから好かれるところなんだろう。
後ろからバタバタとクラスの女の子たちが駆け寄ってくる。
沙弓が一緒にバスケにでるクラスメートだと小声で教えてくれた。
「志帆が休みなんだってね。
美月に意地悪するから風邪ひいてこれなくなるんだよ!」
「そうそう。
美月が叶くんの隣の席になって仲良く話してるからって叶くんがでるバスケ見れないように美月のことバレーに勝手に決めてさっ」
「でも良かったね。
これで叶くんのこと応援できるね」
あっ!!
そうか…。
私ってば自分のことしか考えてなかった…。
球技大会なんて年に一度の学校行事なんだから美月はクラスのみんなと楽しみたかったはずだ…。
しかも美月だって好きな人を応援したかったよね…。
美月のこういう優しいところが同じ顔をしていても私たちの違いで美月がみんなから好かれるところなんだろう。