あの歌のように・・・。
「う~ん。奏斗との子なら、何人でも愛せる気がする」

奏斗がいたずらっぽく笑う。

「じゃあ、野球チームができるくらい・・・?」

「あはは。それはさすがに体がもたないなぁ。それに、洗濯物とかどうするの?」

「そりゃそうか」

「奏斗は?何人くらい欲しい?」

「少なくとも、男1人、女1人。それ以上でもいいよ。女の子は嫁に行っちゃうからな。でも、可愛いし。男の子とキャッチボールをするのが夢なんだ」

「奏斗、娘がお嫁さんに言ったら泣きそう」

「気が早いな。今は瑠璃のお父さんが泣く番だろ」

「まだ、妹の茉莉がいるから、大丈夫でしょ」

「かなぁ」
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