あの歌のように・・・。
「ねぇ、しわくちゃのおばあちゃんとおじいちゃんになっても、手を繋いでいようね」

「いつかしわくちゃになったら、僕が笑わせたせいだと言わせるよ」

「あ、マッキーだね」

「分かった?」

「君がずっと笑顔でいてくれるように・・・幸せにするよ」

「ううん、そうじゃないよ、奏斗。『一緒に幸せになる』んだよ。してあげる、してもらう、じゃない」

瑠璃が真剣な顔になって言う。

「あたしは、奏斗にも幸せでいて欲しい。あたしが幸せになるだけじゃ足りないよ」

「そうだね、一緒に幸せになろう」
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