失った恋と捜し続ける恋、背中合わせの夜


『負けたあたしの最後のお願い。』


本当なら他の女を想いながら、抱くなんてサイテーな男

他の女を想い、自分は最後までイクのを堪えながら
傷ついていたあたしを快楽の世界まで引き摺りこんだという
本能を満たすだけのために一晩だけ過ごすにはサイコーな男


『あたしのことを、レイな?さんだと思って、朝まであたしの隣で眠って。』


普段あまり見かけたりしない
サイテーでサイコーな男というこの生き物を


「・・・眠るだけでいいですか?」

『えっ?もう1回ヤりたいの?』

「・・・反省してます。眠ります。」

『本当に反省するとか・・・笑える。』


もう少しだけ観察したくてそんなお願いをした。


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