きっと貴方は………好きになる
「和花。
可愛いなぁ~」

入って直ぐこのセリフ。

なに?!

えっ!!

もしかして………告白??

少しずつ後ろに逃げる私の腕を再び掴んで…………

「プッ。
もしかして、俺が迫ったって思った??」って…………。

あれっ?!

違った??

キョトンとしている私に

「親友の娘に手は出さないよ。
ましてや俺は、新婚さんだからね!
奥さんにゾッコンなんだぞ。」って………。

ゾッコンって………

いつの時代の言葉?

それに、親友の娘って………何??

まさか、お義父さんと友達なの?!

「まぁ、座ろ。」

そう言うと一番前の席の椅子を引き

強引に座らせると………

いつもと同じ………教壇に立った。

なぜ教壇???

……………………。

今日は…………色々有りすぎだよぅ。

心の振り幅が広過ぎて、疲れた顔をしていると。

「祥太が好きか?」って…………。

ええっ!?

どうして知ってるの!!!!!!!!!

今日何回目になるか分からない『どうして?』を呟いた。
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