きっと貴方は………好きになる
驚く私を無視して。

「和花が祥太を好きなの事は
お前の家族、全員知ってるぞ~
あっ!
祥太だけは知らないけどな。
アイツは鈍いから。」って………。

えっ、えっ?!

ちょっと待って!!

今なんて言った?!

家族みんなが………知ってる??????

お母さんやおばあちゃんも??

「誠ももちろん知ってるし…………。
俺だって知ってる。」

そう、それそれ!!

「どうして先生は……………??
もしかして………お義父さんから聞いたの?」

思いつく想像を口にしていたら………。

「嫌。
昔和花の家に、遊びに行ってた頃に気がついた。
和花の祥太を見る目は、いつもハートだったからな。
まぁさすがに………
子供の頃の思いは、色褪せて変わってるだろうと思ってたんだけど。
クラス担任になって直ぐ
『まだ好きなんだなぁ~』って分かったんだ。
相変わらず、同じ目だったから。
年期入ってるなぁ。
そこでなんだが…………。
和花。
お前………留学しないか?」

「………………………はぁ???????」

恋愛の話しから……………留学??

なにそれ!

もう訳がわからなくなっていたら……。

「あっ、別にお前の恋を反対して言ったんじゃないからな。
もちろん、お前の家族も反対しない。
まぁ………クマは反対してるが………。
それはまぁ………相手が、祥太だからじゃなくて~
親父としての反対だから………誰にでも反対すると思うぞ!
だからまぁ、アイツはおいといて。
お前の周りの人間は、和花と祥太が付き合っても
誰も反対しないからな。
俺や誠……夏生もな!」って………。
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