きっと貴方は………好きになる

やっぱり………姪。

「あぁ~
遅くなっちゃった。」

澤先生に留学の話しを聞かされ

響と夏生に………

響との恋人のふりと

失恋したら諦めて前に進むことを約束させられて………。

留学について真面目に考えることにしたの。

祥兄ちゃんと付き合えたら言うことないけど。

ダメなら留学。

失恋したらだけど………

行く限りには………やっぱり何かを得たいから………。

学校帰りに、塾に行く事にしたの。

初めは、失恋前提で塾に行くのは反対していたお母さんも。

「勉強するのを反対するのは………」って

説得してくれたお義父さんのお陰で、行ける事になったの。

英語を学ぶつもりでいた私だったけど。

響と夏生に言わせると

他の教科も、学校を離れる分しっかり勉強しといた方がいいらしくて。

結局、全科目習う事になったの。

高校受験は、マコちゃんに習ったから

集団で習うのは疲れる………。

今日も分からない所を少し質問していると

残っている生徒は、後僅かになっていた。

慌てて帰り支度をしていると

「女の子が夜道に一人は危ないから、送って行きます。
電車ですよね?
一緒に駅まで行きましょう。」と

数学担当の金山先生が近づいて来た。
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