きっと貴方は………好きになる
だから…………。

「デート………してもらえないかな?
もちろん、二人きりじゃないよ。
夏生が………
『カラオケ以来、ゆっくり遊んでないから。
マコちゃんとお兄ちゃんと一緒に出掛けたい』って言ってるの。
どうかなぁ~??」

キスから………

私と二人にならないようにしてるお兄ちゃん。

夏生やマコちゃんが一緒だったら………

行ってくれないかなぁ?



「藤堂が一緒かぁ~
…………………誠も………。」

マコちゃんが一緒なのは嬉しそうだけど。

夏生とお出かけするのは………不安みたい。

ここはダメ押ししないと…………。

「実はね……………
澤先生も一緒に行くみたい………………。」

私の言葉に

「ゲッ!!」と言って固まった後。

「澤先生と……………藤堂。」と呟いて………

「行く!!」と。

お兄ちゃんって、澤先生と夏生のことが相当苦手みたい!!

ふふふっ

やっぱり可愛い。

「ホントにホント??
本当に行ってくれるの?!」

『自分から誘っておいて。』ってお兄ちゃんに笑われたけど。

ずっとずっと、話せずにいた身としては………

嬉しいし…………信じられないんだもん。

例え……澤先生と夏生が怖くての返事だとしても

やっぱり嬉しい!!
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