訳あり冷徹社長はただの優男でした
もし本当に外食するなら、すごく久しぶりのことだ。すずと暮らし初めてから外食なんてしていない。いろいろとまだ無理だと思っている。すずが、というよりは、私がすずを連れて外食する勇気がないことが理由だけど。
嬉しい気持ちと反面、不安が渦巻く。
「焼肉だとすずが危ないんじゃない?火を使うから火傷とか心配。」
「大丈夫だよ、すずはおりこうさんだし。心配なら俺がずっと見てるから。」
「すず、おりこうちゃーん。おりこうちゃんだよ。おせんべ、たべないよねー?」
「う、うん。」
もう、柴原さんに返事をしたのかすずに返事をしたのかわからなくなってきた。だけど夜焼肉を食べに出掛けることは決定のようだ。
「夜が焼肉だから、昼はパスタなんてどう?」
柴原さんの提案に、私は二つ返事で頷く。
「じゃあカルボナーラがいいな。」
「了解。」
柴原さんは景気のいい返事をすると、さっそく料理に取り掛かった。
手慣れた感じに作業する柴原さんがとても頼もしく見えた。
嬉しい気持ちと反面、不安が渦巻く。
「焼肉だとすずが危ないんじゃない?火を使うから火傷とか心配。」
「大丈夫だよ、すずはおりこうさんだし。心配なら俺がずっと見てるから。」
「すず、おりこうちゃーん。おりこうちゃんだよ。おせんべ、たべないよねー?」
「う、うん。」
もう、柴原さんに返事をしたのかすずに返事をしたのかわからなくなってきた。だけど夜焼肉を食べに出掛けることは決定のようだ。
「夜が焼肉だから、昼はパスタなんてどう?」
柴原さんの提案に、私は二つ返事で頷く。
「じゃあカルボナーラがいいな。」
「了解。」
柴原さんは景気のいい返事をすると、さっそく料理に取り掛かった。
手慣れた感じに作業する柴原さんがとても頼もしく見えた。