ごめん。ぜんぶ、恋だった。
あとがき
あとがきです!まずここまで読んでくださって、ありがとうございました!
1か月に一本くらいのペースで作品を書けたらいいな…なんて目標を持っていた時期もあったんですが、なんと新作(長編)を最後にアップしてから8か月が経ってしまいました…。
実はこの話はずっと柊目線だけで書いていて、半分くらい終わったところで、これじゃ本当に柊のひとりよがりになってしまう、と。ちゃんと仁菜の気持ちも書こうと、男女両視点に変更しました。
私の勝手なイメージなんですけど、兄妹ものってけっこうドロドロしがちといいますか…。障害が大きいぶん、ヒール役もいたりすると思うんですが、私は最初から登場人物が全員幸せになれるようにという思いで書きました。
柊と仁菜が結ばれなかったことに賛否両論あるかもしれませんが、ふたりの両親にも幸せでいてほしかったので、このようなラストにしました。
柊と仁菜の物語はこれで終わりですが、次のページから、番外編としてその後の物語を書きました。
私が一番報われてほしいと思っていた志乃目線の話です。
その後、志乃と柊がどうなったのか。
仁菜や速水くんのことにも少しだけ触れていますので、もう少しだけページをめくってくださると嬉しいです。
それと、各章にルビがふれなかったので、読めなかった方もいらっしゃるかもしれませんが上から、
『ひらひら揺蕩う』
『ばらばら繁吹く』
『いらいら弥立つ』
『からから響動く』
『ざらざら微睡む』
『ぐらぐら蹌踉めく』
『さらさら流離う』
『きらきら煌めく』
……です!
あとがきなのに長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました!
また別の作品でお会いできますように。
2020・2 永良サチ